苦手分野克服より、得意分野を高めよ!

    小論文を極めて、第一志望校に合格したまやの話

    こんにちは。まやです。苦手分野を克服するか、得意分野を伸ばすかで悩んだことはありますか?

    特にお子さんの苦手分野の克服は、お父さんお母さんにとって大きな問題だと思います。

    私の娘も算数は得意だけど、国語は苦手だったりします。

    苦手分野の克服も大切ですが、得意分野を伸ばすことの方がずっとメリットがあります。

    その理由は、

    • 成功体験を積むことができる
    • 自信がつく
    • みんなに評価される
    • 自己肯定感が高まる
    • 自分にタグ付けがてきる
    • 夢に近づける、かなう

    からです。

    以前のブログにも書きましたが、専門分野を高めると社会に出てからもメリットがあります。

    https://mayatak.com/parenting-essence/

    私の高校時代の話から、得意分野を伸ばした方がいい理由をお伝えします。

    目次

    高校受験に失敗。自信喪失

    遡ること30年以上前。中学3年で私は初めて挫折を味わいました。

    高校受験に失敗したのです。

    受験したのは、某私大附属高校。そこそこ難しい学校でした。合格発表は怖くて見に行けず、父に行ってもらいました。「ダメだった」という電話で肩を落とし、泣きました。

    自分の勉強の仕方も甘かったし、塾や学校の先生は「チャレンジ受験」だったと思っていたでしょう。でも敗北感でいっぱいだった私のショックは大きく、一気に自信を失いました。

    進学は第二志望の公立高校。一応進学校でしたが、学区では三番手くらい。いい意味でも悪い意味でも特徴のない学校でした。さして期待せずに入学しました。

    読解力ゼロの文系志望

    高校へ入学。特別に楽しい! というわけでもありませんでしたが、穏やかな高校生活でした。が、

    「高校受験失敗」

    は私の心に重くのしかかりました。そしていつしか「大学受験でリベンジ」を考えるようになりました。

    まず文系か理系かを決めました。理数の勉強に興味がないこと、数学は比較的得意だと思ってましたが、「数学I」で限界を悟っていたため、理系ではないと思いました。

    英語が好きだったこともあり、文系に進むことに決めました。

    しかし、現代文の読解力がない私。中学時代から悩みでした。

    読解問題を解くとき、よく読まないから勝手に間違った解釈をする。

    一度「こう」と思い込むと、思い込みで突っ走る。

    その結果、トンチンカンな回答をすることが多く、正解を見て青ざめたことが何度あったか、、、

    読解の選択問題も正答率が低かったです。選択肢を2個まで絞り、どちらかを選択するかという時も、必ず正解ではない方を選んでいました。出題者の狙った作戦に、いつも引っかかってました。

    この読解力を何とかしないと、大学受験でも失敗する!

    でもどうしたらいいかわかりません。

    「読解力ってセンスだよ、ってAさんが言ってたよ。あんたにはセンスがないんだろう」

    ある日、母が私に言いました。

    Aさんとは、当時住んでいたマンションの下に住んでいた方で、娘さんは都内の御三家に合格し、通ってました。

    「それ、どういう意味?」

    「読解力って努力してどうなるものでもなく、生まれ持ったセンスやそれまでの読書量で決まるもの、ということらしいよ。Aさんのお子さんは国語は算数ほど勉強しないで、御三家に合格したようだよ」

    今更センスを磨くために読書しても、読解力向上に直接的には結びつかないだろうし、そもそも高校生は読書ばかりに時間が割けるほどの時間はない。

    「じゃあ、私の読解力は上がらないってこと?」

    絶望した瞬間でした。

    現代文を捨てて、小論文へシフト!

    読解力を上げる方法はないものかと落ち込んでいた時に、受講していた進研ゼミの付録が目に留まりました。

    大学受験の情報誌でした。

    私立大学の文系の受験科目は、国語必須と思ってましたが、代わりに小論文で受験できる大学があることを知りました。

    特に作文が得意だったわけではありません。でも読解力がなく、その克服法が見つからない状態。一方、論文は自分の思ったことを言葉にして伝えられる。読解問題のように、筆者が言いたいことを推し量ったり、裏をかいたりする必要はない。ならば、小論文を頑張ればいいのでは?

    「現代文を捨てて、小論文頑張る!」

    こう決めた私は早い段階から、進研ゼミで小論文の勉強を始めました。そして小論文受験ができるB大学を意識するようになりました。その大学は、当時の私の学力ではハイレベルでしたが、

    小論文受験できる

    高校受験のリベンジに相応しい大学

    という単純な理由でB大学を第一志望にしました。

    進研ゼミ高校講座で小論文受講

    高校1年頃から、小論文の講座を受講しました。

    進研ゼミの講座では、テキストで基礎的な書き方を学び、小論文を書き、添削してもらいます。やはり小論文は見てもらわないと、力はつきません。

    何度か添削を出しました。悪い評価はついてません。

    書く力は読解力ほど酷くないんだ。

    成績優秀者の名前が紙面に発表されるのですが、まだそこには行きついてません。

    頑張れば、ここに私の名前が載るのではないか?

    希望の光が少し見えてきました。その紙面に自分の名前が載ることを夢見て、小論文の勉強に邁進しました。

    カリスマ講師、O先生に出会う

    とはいえ、小論文受験できる大学は第一志望以外に当時は数校しかありませんでした。

    国立大学で二次試験は小論文のみでも、その前のセンター試験では、現代文、古文、漢文が出題されます。

    古文、漢文で点を稼いで、現代文で落とした点の穴埋めをすることも考えましたが、やはり現代文も対策しないといけないと思いました。

    高校2年から母の勧めで河合塾に通いました。母の友人の子供が皆、河合塾に通って志望校に合格していたから、、、という単純な理由でした。特に「この塾に通いたい」という希望もなかったので、母の勧めに従いました。

    とりあえず、古文、英語を受講しました。

    河合塾には、元塾生で現役大学生であるチューターがいました。チューターから授業の前後に色々と彼らに相談に乗ってもらえるのです。

    ある日、チューターに現代文が壊滅的にできないので、勉強方法はないか相談してみました。

    「うちの校舎じゃないんだけど、駒場校にいるO先生が現代文のカリスマだそうだよ。O先生の講義は読解力が上がるって評判だよ。まずは冬期講習辺り、試しに講座を取ってみたら?」

    というアドバイスがかえってきました。

    O先生、そんなカリスマがいるのか!

    さすが大手予備校! 

    駒場校は、家から片道1時間弱。冬休みなら通えそうだな。

    両親にO先生がすごい講師らしいことを伝えて、冬休みだけ駒場校へ通うことにしました。

    ドキドキしながら、電車を乗り継ぎ、地図を頼りにいつもと違う校舎に行きました。やはり東大のお膝元は街も校舎も雰囲気が違い、厳かでした。

    O先生はどんな先生なんだろう?

    教室でドキドキして待ちました。

    先生が教室へ入ってきました。

    O先生は、60代手前のスーツを着た小柄な先生でした。

    驚きました。今まで受講した河合塾の先生は、だいたい30〜40代。カジュアルな服装で、芸能人っぽい人が多かったからです。ついついO先生もそんな感じかと思っていたのですが、その真逆でした。

    しかし、目力があり、めちゃくちゃオーラのある先生でした。授業はわかりやすく、講義も引きつけるものがあり、他の若い講師にはないものを感じました。

    この先生、すごくいい!

    この先生について行きたい!

    と強く思いました。はるばる駒場校に来て良かったと思いました。

    現代文の授業でしたが、小論文も提出して見てもらえることがわかりました。更に模範解答に選ばれると、みんなに配られて先生が解説してくれることもわかりました。

    模範解答で配られた同級生の小論文は、理路整然としていて、しっかりしたことが書かれた文ばかりでした。

    負けた、、、

    私はまだまだこんなしっかりした文が書けない、、、

    でも、私もこんな模範解答に選ばれたい!

    選ばれるようになったら、O先生にも覚えてもらえるはず!

    現代文目的で通い始めたのに、やはり小論文に全力投球することにするのでした。

    「あなたの言ってることがわからない」ショックの一言に奮起

    O先生に覚えてもらいたいと思っていたところ、私の通う校舎でも先生が授業を持つことになりました。もちろん、受講しました。

    小論文を書いてますが、一向に模範回答に選ばれません。授業終了後、先生にところへ行き、自分の小論文について、ずばり聞いてみました。

    「あなたが小論文で何を言いたいかわからない」

    この一言はショックでした。読解力で言われるならまだしも、そこそこ自信のある小論文でこんなこと言われるとは。

    自分の提出した小論文を改めて読みなおすと、、、

    難しい言葉を使っていて、結局何が言いたいのかわからない、、、

    ただただ、O先生に覚えてもらいたい、模範解答に選ばれたい、その想いから、小難しい言葉を使って、結果、読み手に伝わらない小論文を書いていたのでした。現代文から小論文にシフトしたい私は必死でしたが、迷走していたのでした。

    O先生の授業で提出する小論文はもちろん、進研ゼミの小論文講座、果ては高校の先生にまで小論文を書いては見てもらっていました。

    熱心に小論文を持ってくる私に、高校の先生も最初は驚いていましたが、好意的に受け止めて、しっかり見てくれて、応援してくれました。

    小論文を武器にしたい

    O先生に認められたい

    その想いで、必死に小論文を書きました。

    進研ゼミで高得点、塾では模範回答、自己肯定感を高める

    継続は力でしょうか。小論文の評価は徐々に上がってきました。

    とうとう、私の名前が成績優秀者として進研ゼミの冊子に載るようになりました。

    「やったー!」

    自分の名前を見つけた時の嬉しかったこと。

    そしてO先生の講義でも、模範回答として私の小論文が受講生に配られるようになりました。嬉しい反面、自分の小論文が受講生に配られるのは気恥ずかしかったです。

    模範回答に選ばれたあとは、先生に質問に行くのも堂々とできました。

    授業の宿題とは別に、お願いして小論文を見てもらったこともあります。

    「小論文、どんどん良くなってきたね」

    褒められたのがとても嬉しかった。

    ある時O先生は私に尋ねました。

    「第一志望校はどこ?」

    「B大学文学部です」

    「B大学か。いいじゃない。頑張って」

    小論文では満点でも、英語が合格圏内に入らず、模試はE判定だった当時、

    先生に励まされたのがとても嬉しかった。

    高校3年の冬でした。

    第一志望校受験! 悔いなし

    それから受験に向けて、来る日も来る日も勉強に明け暮れました。こんなに勉強したのは後にも先にもこの時だけの気がします。

    そして第一志望校受験当日。文学部にも関わらず、私が受験した大教室には、男子学生が多く、しかも浪人生が多かったです。これには驚きましたが、団塊ジュニアという世代だったからでしょう。

    浪人仲間で集まって、世界史や日本史の知識をひけらかしたりしてました。現役生の私はビビリましたが、彼らを無視して平常心で試験に臨みました。

    英語、世界史の試験が終わり、いよいよ小論文。

    文章を読み、要点と自分の考えをまとめる問題でした。

    ドキドキしなら文章を読みました。落ち着いて、たとえを挙げながら自分の意見を順序立てて書き上げたことをおぼろげながら覚えています。

    小論文の試験が終わった時、悔いはありませんでした。自分が納得できる小論文を書けたと思ったからです。

    第一志望校、合格! 得意分野を高め、夢をつかもう!

    合格発表の日。さして期待してなかったので、お昼過ぎに大学まで発表を見に行きました。

    「あった!」

    自分の受験番号を見つけた時は、めちゃくちゃ嬉しかったです。

    英語も世界史も、過去問の傾向通りの範囲が出題されていたので合格ラインに達していたのだと思います。

    でも私が合格できたのは小論文の力ではないか? と思います。

    小論文を得意科目にしなければ、B大学合格はなかったでしょうし、B大学を第一志望にすることすらなかったと思います。

    一つ得意分野を作るとそれが武器になり、ちょっと難しい夢でもかなえることができる

    苦手分野克服より、得意分野を極めませんか?

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